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help リーダーに追加 RSS 〜夕空〜 第10話「戦に向けての小休止?」

<<   作成日時 : 2009/01/14 20:14   >>

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遠足まであと数日というところで俺たち生徒会委員は最後の仕事を片付けなければならなかった
「全員いる?」
「俺が居ません」
「うん。全員いるね、じゃあ会議を始めます」
会長は俺のボケを華麗にスルーし会議を始めた。今日の会議の内容はこれだ
『最近起きた他校との暴力沙汰について』
そう…記憶力のいい読者の皆さんならご存知のとおり以前俺と海先輩が巻き込まれた女子生徒をたすけたあの話のことだ
「このような暴力事件が起きた事自体が悲しい話なのですが今回の件にはウチの委員が関わっているという報告が来ており…私はとても悲しいです」
会長が「うぅ…」と泣いたふりをしたのにあわせて全ての視線が俺と海先輩を捉えた
「ですが女子生徒を守ったという事もあり学園側が対処してくれたのですが…生徒会会長としては許すわけにはいきません」
全員が頷く、完全に不利な空気を先に作るあたりが会長の上手いところだ
「ね、征斗君、海ちゃん」
『は、はいっ!』
俺たちは返事と同時に立ち上がっていた
「君達はこの行動についてどう思っているのかがしりたいのだけど…教えてくれるかな?」
怒気を発しながら笑顔で言ってくる、めっちゃ恐いんですけど!
「わ、私は腕を掴まれて自己防衛の為にしたことでアレは不可抗力です!」
海先輩に先手を取られた、しかももっともらしい理由を言いやがった、自分の意思で意図的に投げたくせに
「へーーー、見ていた人によれば走ってくるのにタイミングを合わせるように投げたって聞いたけどなー」
「そ、それはきっと投げ方がキレイだったからそう見えただけで―」
「キレイに投げた自覚はあるんだ、自己防衛の為に不可抗力で投げたならフォームなんて気にしている余裕は無いと思うけどなー」
「うっ…」
さすが会長、事前にある程度の情報を得ているのだろう、嘘が通用しない
「で、征斗君はどうなのかな?」
「…女の子を助けることしか考えていませんでした」
正直に白状した、が
「本当に?」
追撃がきた。え、もう思い当たる節は―――
「…血が騒ぎました」
その言葉で1年以外は理解したようだ
以前言ったが俺は中学の時に荒れていた。そして高校入学後に人騒動あり謹慎になるところだったのだ、まぁその時は俺がやり過ぎただけで非があるのは相手の方だったのだが
「ま、理由はもういいから処分を考えよっか、皆意見ある?」
ちなみにこの学園では学園側からの処分が無くなっても生徒会からの処分はあったりする。その理由として生徒会にはある程度の自由が認められており生徒への処分も可能なのだ。さすがに重い処分は出来ないが反省文、罰漢、奉仕活動などは先生の許可を貰えば大丈夫であり今までにも何人もの人が行ってきたのだ
この制度があるのは将来役に立つとかなんとか言っているが実際は軽度の校則違反にたいして一々指導するのがメンドクサイからだと俺は思う
「花柳、良いか?」
錦野先輩が発言する。あの人の考えることはロクな事じゃないからな…
「なに?亮君」
「こいつ等は生徒会の役員だ…そこでこの仕事を片付けるので良いと思うのだが」
するとどこから出したのか机の上に100枚はあるだろうかプリントの束を取り出した
「なにそれ?」
「め安箱に入っていた意見書だ、100枚ぐらいある」
「今年はずいぶんと沢山あるのね…」
「あぁ、そこで…これの返答を書いてもらうのはどうだろうか?」
『はいっ!?』
見事に海先輩とシンクロした、これなら召喚もできるかもしれない
「それを私たちだけでやるのはどうかと…」
「別に構わないだろ。度井はもう3年だし久慈だって十分生徒会を理解しているはずだし」
「でも中途半端なことを書いたら失礼なんじゃ…」
「ならとりあえずお前たちが一度書いて遠足明けにそれを元に話合えばいいだろ」
「分かったわよ…はぁ」
「久慈はどうだ」
「………やりますよ」
「だそうだ花柳、これで良いか?」
「良いんじゃない?こっちの仕事も楽になるし、じゃあ明日までに書いて私のところに持ってきてね」
『はい…』
「くれぐれも二人で協力しないように、半分づつがノルマだからね」
そして俺達は半分ずつに分けとりあえず自分の部屋に戻ることにしたのだった

「さて、どうするか」
俺は紙の束を前に何もする気が起きないでいた
「…とりあえず海先輩以外となら協力しても問題無いはずだし…うん、誰か呼ぼう」
俺は携帯を取り出すと現状一番信頼できる相手に電話を掛けた
『征斗?どうしたの』
「頼む由姫…助けてくれ」
『はい?』
「俺1人じゃどうしようもないんだ…頼む」
『…よく分からないけど征斗はどこにいるの?』
「自分の部屋だ」
『なら今から向かうよ』
「頼む」
そして電話が切れる。とりあえず少しはやっておくか、あとコーヒーでも用意しておくか
==数分後==
「で、なんで結局手伝っているのか自分でも分からないのだけど」
「本当助かったよ。感謝してる」
「終わったらそれそうの報酬は貰うわよ」
「分かってるよ」
何が起きたのかと言うのかとだな
電話の後に由姫が部屋に来て俺がざっと説明して頼みこんで手伝ってもらったというだけのことだ
「でもいいの?生徒会じゃない私が手伝って」
「お前にやってもらっているのは学園生活の方だから大丈夫だろ、実際もう一度話し合うから多少変でもどうにかなるし」
「ふ〜ん………話変わるけどその被害者の女の子って誰か分かってないんでしょ」
「そうなんだよな、不良側も俺たちの事しか覚えてないしな」
そう、俺たちが助けた女の子はウチの制服を着ていたのに何故か学園内で見つかっていないのだ。ただ黙っているだけというのもあるが…
「黙っている理由がないしな」
「周りに知られたくないのかな?」
「ま、向こうが出てきたくないのなら無理に探す必要はないだろ、一応解決はしたんだから」
そんなことを話している内に大体の意見書に返答が終わっていた。元々同じような質問ばっかだったので実際に答えを書いたのは50枚中の半分あるか無いか程度の量だった
「お夕飯どうするの?」
「んー、そうだな…」
時計を見ればもういい時間になっていた
「今から作るのも面倒だな…外に食べにいくか、お礼も兼ねて奢ってやるよ」
「どうせファミレスかそこらでしょ」
「金が無い高校生をイジメルな」
「ま、どこでもいいけどね。征斗が奢ってくれるなら。外で待っていて一回部屋に戻るから」
「りょーかい」
そのあとすぐに由姫は戻ってきて一緒にファミレスに向かった
「結局どこにしたの?」
「ファミリーレストラン秋月」
「やっぱりね、学生証持ってきて良かった」
名前から察してもらえたと思うが秋月関係の施設は学園生の証明がとれるものを持っていれば割引してもらえるのだ
「俺が奢るから持ってこなくても良かったのに」
「あ…」
由姫は本当に驚いたように言った
「忘れていたのかよ」
「………」
「無視はずるくないか?」
「あ、ほら着いたよ」
「逃げた!」
==それからしばらく経って==
「ごちそうさまでした」
「………」
「ん?どしたの征斗?」
「お前…食いすぎだろ」
「だって奢ってもらえるときには食べとかないと」
「だからって何も一番高いメニュー頼まなくてもいいじゃねえか!」
「普段食べないじゃんあんな高いの」
「その上特盛りパフェとか頼みやがって…」
「デザートは別腹だしね」
「…太るぞ」
「うっ」
「嫁の貰い手がなくなっても知らないからな」
「征斗が心配することじゃないでしょ!」
「言ってみたかっただけだ」
「…酷い」
「でもお前そんな体重とか気にしてないだろ」
「…どうしてそう思うの?」
「いや、だって…その…お前スリムっていうかその…」
「なんでスリムって思うの?」
「…水泳の授業とか体育で見たから」
「えっち」
「………スミマセン」
「でもそういわれて嬉しいと言えば嬉しいけどね」
「はい?」
「なんでもない、じゃあ私はもう部屋に戻るね」
気づけばもう寮の前にきていた
「あぁ、また明日な」
「また明日〜」
そうして2人とも部屋に戻る
この後俺は予想していた以上の出費をどうするか悩むのだった


==あとがさ==
久しぶりに小説投稿
残りの2話も来週、再来週で上手く投稿したいです

月曜に書きたいことがあったのですが体力切れで書けなかったのであとがき代わりに書かしてもらいます

自分が愛読しているコンプティークに狗神煌さんの連載コラムがあるのですが今月号でメイド服について書いていたんですよ
で、皆さんご存知のとおり自分もメイド服が大好きです(メイド服だけではないですが)
そのコラムには狗神さんのこだわりが書いてあるのですがそこでのこだわりが自分とほとんど一緒だったのです!
狗神煌さんといえば自分が一番好きな漫画家兼原画家さんです
そんな人とこだわりが一緒になるのは本当に嬉しいです
やっぱロングスカートで肩にはひらひらが付いている(エプロンの上半身が無くてひらひらが無いのはウェトレスさんだと思う点も一緒です)スカートのすそはフリル、そして色は白+黒or紺じゃなきゃダメですね
マリアさんに始まりメイド(メイドというより制服)に萌えを見出し気付いたら制服フェチになっているという人生です
もともと学ランとか着るの嫌いじゃなかった人間ですので元々そんな人間だったのかも
脱がしたらコスプレでは無いのです

と、まあこんな事がありまして
狗神煌さんの絵はH2Oのサイトで絵を見てそれ以来大のお気に入りです
その絵の為にしゅぷキャンを買おうかな〜とか思いましたし絵に引かれて生徒会の一存シリーズを買いましたしね!
後はえびてんも買いたいですし
そういえばあの人もとは同人作家なんですよね…本当同人に対しての考えが変わるかも

ずいぶんな長さになってしまったので今回はここら辺で
また次回、来週をお楽しみに

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